カラふる Calla-ful

Marble toys - series no.3

ビー玉シリーズの3作目。


1作目の「ガラころ」は、可愛らしさやお洒落な形を意図的にデザインした形状です。

対して3作目の「カラふる」は、コンセプトを受け継ぎつつ、

「いない、いない、ばぁ」の不思議を取り入れ、形の要素を極限までそぎ落とした品です。


品の角度や状態が変われば、

窓の数が増減し、見える色が次々と変わります。

そして、カチカチと音が鳴ります。


 

「カラふる」の名は、ビー玉を見た時に抱いたイメージ「colorful」と、この品を持った時の単純な動作「振る」をイメージしました。


「Calla」の表記は、カラーという花の造形がとても洗練されていて美しく、つい覗き込みたくなる様な造形が当品の目指すイメージと似ていると感じた為です。


なお、カラーの花言葉には、「清純」、「情熱」、「壮大な美」、「凛とした美しさ」などがあります。



Concept & Prologue 


「いない、いない~~、・・・ばぁ!」

「きゃっきゃ、あーあー!」


「いない、いない~~、・・・ばぁ!」

「だーー、あーうー!」


・・・


彼らには、とても不思議で興味深い現象が発生しているように見えるという。

一体、この世界がどのように見えているのだろう?


脳や認識云々の研究資料を見ても要領を得ないことがたくさんある、が、

世の中をぼんやりと捉えている事には間違いないだろう。


とすれば、そのような子に渡すものが何かの形、例えば乗り物だったり、動物だったりすることに意味があるのだろうか。


例えば、

余分な要素の一切を取り除いてゆく。


捉えやすいシンプルな形で且つ、

幼子にとって不思議な現象を反復体験できる物を作るとする。


これは「おもちゃ」の究極形、その一つになるのではないか・・・。



〇参考画像

ビー玉の色は、赤と黄色

傾けると、

青と緑に変わる。

角度を変えれば窓が増え、

また傾けると

色が増える。


色が変われば、透けて見える景色も変わる。


幼子は、

じっと不思議そうに見て、黙々と遊ぶのだ。




下記ネットショップページにて販売いたしております。


作者

糸日谷 晃

東京造形大学デザイン科にて美術・デザインを学ぶ。
博物館に就職。 学芸員業務、工作室の運営に尽力。
ワークショップやイベントの企画、題材のデザイン・開発を手がけ、講師を務める。
現在、岡山県最高峰-後山の麓に工房を構えて活動中。


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