ふたりの昔話

object


昔話に登場する男性と女性、ハートをモチーフにデザイン。


昔話に登場するおじいさんおばあさんは苦しい生活の中でも、幸せに仲良く暮らしているイメージを私は持っています。

それをお雛様の姿を借り、また、その2人を分かつ苦しい試練の象徴を天の川として

デザインに組み込んでいます。

この作品は、中央で2つに分かれるようになっており一つだけでは自立することが難しい形状です。

そして、ちょっとぶつかっただけで倒れてしまうので大切に扱って下さい。

2人揃っていても簡単に倒れてしまう事もあるわけです。


分かれた状態では天の川を見る事が出来ませんが、ペアになることで中央に表れます。

全体はハートのような形状になります。

※写真では分かりにくいですが天の川に相当する男性側の衣は銀、

女性側は金色で塗装しています。


ともすれば一対の夫婦は眠っていて、その全体像はモニュメント(墓碑)の様にも見えるデザインですが、これは末永く仲良く幸せに暮らせるようにとの願いをデザイン化して組み込んだためです。


作者

糸日谷 晃

東京造形大学デザイン科にて美術・デザインを学ぶ。
博物館に就職。 学芸員業務、工作室の運営に尽力。
ワークショップやイベントの企画、題材のデザイン・開発を手がけ、講師を務める。
現在、岡山県最高峰-後山の麓に工房を構えて活動中。


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